ZEN / 宮原 拓也

日々の仕事を単調にこなす新聞配達員の青年は、ある日団地で浮かばない顔をした女性を見かける。

作品タイトル:『ZEN』

日本語タイトル:『ZEN』

監督名:宮原 拓也 Takuya Miyahara

参考URL:https://twitter.com/takuyadrs

製作国:日本

制作年度:2022

作品時間:13:46

ジャンル:ホラー| フィクション

ストーリー:
日々の仕事を単調にこなす新聞配達員の青年は、ある日団地で浮かばない顔をした女性を見かける。【本編あり】






作品情報編集

“ZEN / 宮原 拓也” への4件のフィードバック

  1. Switch より:

    団地に対する監督の想いが、さまざまな場面から伝わってきた。
    構造物の撮り方に、とても萌えました。

    ノンバーバルにこだわった演出のなかで、唯一の「のど、かわいた」のセリフの意味がとても気になりました。
    唯一の言葉だから意味をもたせたくなるけれども、そもそもに言葉なんて意味がないという表現ともとれました。

    音と画へのこだわりを感じる作品でした。

  2. 緋毛氈ティー茶 より:

    冒頭の生活音…というか仕事音、のリズム感がとても心地良い。足音とも排気音とも重なって、主人公にとって磁場的なモノを感じる空間に仕立て上げた。さすが監督。

    部屋での妄想シーンで初めて入る音楽と、片耳onlyイヤホンが付いたアナログなデバイスと、真白のバックが、主人公の女性に対する愛情というか、複雑な感情を際立たせた。

    後半、コトが起きたシーンが現実なのか、妄想なのかという論争。
    現実なら余りにすごい展開で、主人公の感情はここまで歪んじまったのかと、ホラー的に感じる。

    一方で妄想…というか、監督の語るノロイというテーマで考えると、何棟も建つ団地は、何千人もの人が生活している(してきた)空間、様々な仕事の空間でもある。コトが団地のノロイだとしたら、主人公の行動も理解はできた。彼はいいヤツだ。ノロイにかかったいいヤツ。

    コトが終わった後、役者さんの素が出たような演技はコミカルで面白かった。この物語の救いの部分だったのかもしれない。唯一セリフがあるのも、悲しいとか怖いという感情を、面白いに方向転換する上で適切。観了感も良かった。

    まとまってないけど、インタヴューで、監督にとっても、団地が磁場的な空間の一つだと思ったので、団地の号棟数分、「ZEN」の続編を撮って欲しいな、と希望して、以上。

    疑問「ZEN」は何を意味した”ゼン”なのか?
    私は「善」だと思う。主人公の彼は善いヤツだ、と今でも思うし、とった行動も彼の中では善だから。

    「ZEN」が観られたのに加え、この空間での稀有な体験、嬉しい時間だった。

  3. ヤギミナミ より:

    はじめてノンバーバルの映画を見ましたが音、映像の描写が細かく、セリフが少なくても内容が理解できたことに驚きました。ZENという言葉の意味や、セリフの意味、展開などについて見終わったあとに考察、妄想をするのが楽しかったです。
    ぜひ複数人で見て、感じたことを話し合って欲しいです!
    音が効果的に使われていて次の展開を考えると、観ながらドキドキして見入ってしまいました。

  4. 匿名 より:

    音にこだわりを感じた。普段生活をしていたら馴染んでしまって気に留めない音も、この作品の中では演じるものとして役割を背負っていた。団地の写し方が艶かしく、生き物のようだった。セリフがほとんどない作品なので見た人それぞれに注目するポイントが違うと思う。色々な解釈が生まれる面白い作品だった。

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