日本語タイトル:『見知らぬ人の痛み』
監督名:天野 大地 Daichi Amano
参考URL:https://daichiamanofilm.com/, https://twitter.com/daichi_amano
製作国:日本
制作年度:2021
作品時間:27:06
ジャンル:ドラマ| フィクション
世界にはこういう仕事があるのか、ということが驚きでした。考えてみれば、あるのも分かるのですが、わたしたちの生活に欠かせないSNSの裏側に広がる世界を拾い上げてくださり感謝です。パートナーに抱えているものを打ち明けられて希望が見えてよかったです。
全体的に主演の方や上司の方など俳優さんの演技良かったです。個人的には新興宗教の入会をおすすめされていた女優さんが若いときに別のドラマ「闇金ウシジマくん」で観たことがある方で、いい味出していたこともツボでした。
鑑賞後のディスカッションには生憎時間の都合上参加できませんでしたが、ショートフィルムの魅力を再発見できる良い機会になりました。
『見知らぬ人の痛み』の主人公の個人の痛みと世界各地で行われている不条理な出来事。共存するはずのない2つの世界が実際には同じ時代に存在するというリアリティーが、ファミレスのシーンでよく伝わってきました。監督があとでお話になったロヒンギャのことなどの情報に、普段から接している身としては、自分ごととしてじっくり作品の世界に没入しました。見事な作品でした。今後の作品も期待しています。
「見知らぬ人の痛み」はタイトルからも表現されている通り、誰でもない誰かのことをどう思うか?ということを自分にも突きつけられたようなテーマでした。主人公自身もある意味傷ついた側で、その見知らぬ人を知らないといえないがゆえ、一人の人格として名前をつけその人の痛みを誰でもなくない!ジズ剤する誰かなんだ!と声をあげていたと思う。旦那さんと関係もリアリティーがある。明日るが故にいえないこともある。でも、最後のシーンは救われた気持ちになった。やはり、人は孤独で弱いものなので、誰か分かってくれる人が必要。
ちょっとした話かもしれないけど、世界とつながっている大きなテーマ。海外でも当然評価されていく作品。これからも、天野監督のスタイルをみていきたいと思いました!
感謝。
主人公がノートに書き出した時からずっと「誰に」向けて書いているかがとても気になりました。 自分に?世界に? それとも、自分をいじめた生徒になのか。
でも実は本当に読んでほしかった相手は、一番近い他人である夫だったのではないかなとも思い、夫婦という最小単位の他人ユニットに思いを巡らせています。
人の心を捨てた上司の役者さん、とてもよかった。イヤでした(笑)。 監督の次回作もまた、ぜひ拝見したいです。
僕はポッカキット等の残虐な写真や映像を載せているサイトを興味本位で見たこともあるので、実際に残虐な写真や映像を避けた演出でしたが、脳裏に浮かびました。
最後に、虐められていた時の辛さが、旦那さんに受け止めて貰えて救われました。
見終わった後に、「見知らぬ人の痛み」というタイトルが、主人公の周囲の人々の対応の色々な場面を思い出せてくれた。
普段、知らぬ間にコンテンツ・モデレーターという職の人が苦しんでいることを知らぬだけでなく、直接関わる人や身近な人、そして自分自身ですら自らの痛みを理解できない、見知らぬもののように気づけないのかもと勝手に思い起こされた。
主演の女優さんの演技が秀逸だった。 作品テーマとしても社会の不条理を描いていて、もしそんな社会だったら自分たちはいったいどうするのだろう? と今ある日常を改めて考えさせられるものでした。
ショートフィルムをみながら、色々と想いをめぐらせるのはとても素敵な時間です。
仕事として割り切るのは大事だけど、自分ならすぐに抱えきれなくなりそう。適応出来るのが善、適応できないのが悪というわけではないと思う。
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世界にはこういう仕事があるのか、ということが驚きでした。考えてみれば、あるのも分かるのですが、わたしたちの生活に欠かせないSNSの裏側に広がる世界を拾い上げてくださり感謝です。パートナーに抱えているものを打ち明けられて希望が見えてよかったです。
全体的に主演の方や上司の方など俳優さんの演技良かったです。個人的には新興宗教の入会をおすすめされていた女優さんが若いときに別のドラマ「闇金ウシジマくん」で観たことがある方で、いい味出していたこともツボでした。
鑑賞後のディスカッションには生憎時間の都合上参加できませんでしたが、ショートフィルムの魅力を再発見できる良い機会になりました。
『見知らぬ人の痛み』の主人公の個人の痛みと世界各地で行われている不条理な出来事。共存するはずのない2つの世界が実際には同じ時代に存在するというリアリティーが、ファミレスのシーンでよく伝わってきました。監督があとでお話になったロヒンギャのことなどの情報に、普段から接している身としては、自分ごととしてじっくり作品の世界に没入しました。見事な作品でした。今後の作品も期待しています。
「見知らぬ人の痛み」はタイトルからも表現されている通り、誰でもない誰かのことをどう思うか?ということを自分にも突きつけられたようなテーマでした。主人公自身もある意味傷ついた側で、その見知らぬ人を知らないといえないがゆえ、一人の人格として名前をつけその人の痛みを誰でもなくない!ジズ剤する誰かなんだ!と声をあげていたと思う。旦那さんと関係もリアリティーがある。明日るが故にいえないこともある。でも、最後のシーンは救われた気持ちになった。やはり、人は孤独で弱いものなので、誰か分かってくれる人が必要。
ちょっとした話かもしれないけど、世界とつながっている大きなテーマ。海外でも当然評価されていく作品。これからも、天野監督のスタイルをみていきたいと思いました!
感謝。
主人公がノートに書き出した時からずっと「誰に」向けて書いているかがとても気になりました。
自分に?世界に? それとも、自分をいじめた生徒になのか。
でも実は本当に読んでほしかった相手は、一番近い他人である夫だったのではないかなとも思い、夫婦という最小単位の他人ユニットに思いを巡らせています。
人の心を捨てた上司の役者さん、とてもよかった。イヤでした(笑)。
監督の次回作もまた、ぜひ拝見したいです。
僕はポッカキット等の残虐な写真や映像を載せているサイトを興味本位で見たこともあるので、実際に残虐な写真や映像を避けた演出でしたが、脳裏に浮かびました。
最後に、虐められていた時の辛さが、旦那さんに受け止めて貰えて救われました。
見終わった後に、「見知らぬ人の痛み」というタイトルが、主人公の周囲の人々の対応の色々な場面を思い出せてくれた。
普段、知らぬ間にコンテンツ・モデレーターという職の人が苦しんでいることを知らぬだけでなく、直接関わる人や身近な人、そして自分自身ですら自らの痛みを理解できない、見知らぬもののように気づけないのかもと勝手に思い起こされた。
主演の女優さんの演技が秀逸だった。
作品テーマとしても社会の不条理を描いていて、もしそんな社会だったら自分たちはいったいどうするのだろう?
と今ある日常を改めて考えさせられるものでした。
ショートフィルムをみながら、色々と想いをめぐらせるのはとても素敵な時間です。
仕事として割り切るのは大事だけど、自分ならすぐに抱えきれなくなりそう。適応出来るのが善、適応できないのが悪というわけではないと思う。