森の中を歩く3人の囚人と刑務官たち。ある場所に到着すると、刑務官たちが準備を始める。囚人たちは手錠と縄を外され、マイクの前に立たされる。
森の中を歩く3人の囚人と刑務官たち。ある場所に到着すると、刑務官たちが準備を始める。囚人たちは手錠と縄を外され、マイクの前に立たされる。
日本語タイトル:『白滝』
監督名:平林 勇 Isamu Hirabayashi
参考URL:https://twitter.com/hirabber?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor
製作国:日本
制作年度:2021
作品時間:10:40
ジャンル:その他
この国家は一体どこにあるのだろうか?
山の中で突如として行われるコントだけのはずが、色々な想像をかきたてられる世界観である。
国民は、コントが義務なのだろうか、コントを取り締まる国家権力があるのだろうか…などと。
奇妙さと、恐怖、人間の醜さが、なぜかコミカルに感じてしまう作品であった。
映像内コント?バカバカしいことを大真面目に表現するシュールさが心地よい。一挙手一投足に意味があるようでなさそうな絶妙な演技が続き、飽きる前に終わる。エンタメとアートの境目のような作品だった。
コントの中でもくだらないタイプの方のものと何故かおそらく死刑囚に近しい囚人と思われる状況の緊張感が同居している奇妙な雰囲気を感じました。
この状況でコントをさせている、そのついでに死刑にするかもしれない、看守側の感覚の麻痺感のようなもの、その何か残酷さが、くだらなさの中、際立つように感じたのかなと見終わった後、思っていました。
この映画はなんだったのか、、とにかく奇妙な体験をした、と心に残るように感じています。