日本語タイトル:『リトルサーカス』
監督名:逢坂 芳郎 Yoshiro Osaka
参考URL:
製作国:日本
制作年度:2021
作品時間:26:40
ジャンル:ドラマ| フィクション
2度目にこの映画を観て浮かんだ、再生という言葉と、煉瓦造りの建物の場面のイメージが重なり、前回の鑑賞で受けた「復興」の印象を改めて自分の中で強めました。やっぱり、立ち上がる強さと希望を与える作品なのだと思いました。監督の逢坂さんは、現地には、計4、5ヶ月ほどいて、土地の感じを分かっていたという背景があったようですが、逢坂さんが初めてこの地に降り立ったという勝手な先入観があったせいかも知れませんが、新鮮な眼でそれぞれの情景をとらえられている感じがありました。 サーカス団の子どもたちをみて、彼らなら何があっても大丈夫だと思いました。向かう道に敵無しの活力、タフさを感じました。その姿からは、コロナ禍であるかどうかに関わらず、人間の普遍的な苦しみに対抗できる、打ち克つことのできる力を感じました。個人的な苦しみの最中にある時に、観てほしい映画です。 音楽も、よかったです。ピアノよりもギターが良いという決断に至ったお話しを聞いて、確かに、劇中の音楽がピアノだと、作品の感じに反して、悲愴感が漂ってしまう気がしました。 そのくらい、子どもたちの明るさも相まって、静かに前向きな光をみせてくれる作品で、鑑賞から数日後の今、映画を思い出すと、映画全体が暖かい太陽の光のようです。本人たちにとっては無意識かも知れませんが、バタンバンという土地で強く生きている子どもたちの無敵さが、飾らず、そのままの形で描かれていたと思います。私も、もう1度観たいし、多くの人におすすめしたい作品です。
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2度目にこの映画を観て浮かんだ、再生という言葉と、煉瓦造りの建物の場面のイメージが重なり、前回の鑑賞で受けた「復興」の印象を改めて自分の中で強めました。やっぱり、立ち上がる強さと希望を与える作品なのだと思いました。監督の逢坂さんは、現地には、計4、5ヶ月ほどいて、土地の感じを分かっていたという背景があったようですが、逢坂さんが初めてこの地に降り立ったという勝手な先入観があったせいかも知れませんが、新鮮な眼でそれぞれの情景をとらえられている感じがありました。
サーカス団の子どもたちをみて、彼らなら何があっても大丈夫だと思いました。向かう道に敵無しの活力、タフさを感じました。その姿からは、コロナ禍であるかどうかに関わらず、人間の普遍的な苦しみに対抗できる、打ち克つことのできる力を感じました。個人的な苦しみの最中にある時に、観てほしい映画です。
音楽も、よかったです。ピアノよりもギターが良いという決断に至ったお話しを聞いて、確かに、劇中の音楽がピアノだと、作品の感じに反して、悲愴感が漂ってしまう気がしました。 そのくらい、子どもたちの明るさも相まって、静かに前向きな光をみせてくれる作品で、鑑賞から数日後の今、映画を思い出すと、映画全体が暖かい太陽の光のようです。本人たちにとっては無意識かも知れませんが、バタンバンという土地で強く生きている子どもたちの無敵さが、飾らず、そのままの形で描かれていたと思います。私も、もう1度観たいし、多くの人におすすめしたい作品です。